2社間取引なら即時売掛金買取が成立

企業間取引の場合、商品を納入してから代金の支払いが行われることになるので、受注生産などの場合は製品が完了して納品、そのとき納品書や請求書を発行して月末もしくは翌月末に支払いが行われる、掛け売りのスタイルが一般的です。この掛け売りは、売掛金として将来的に入金予定になるお金になるものですが、資金繰りが悪くなると売掛金が入金されるまで待てない、少しでも早く資金が欲しいなどのケースも少なくありません。売掛金買取のサービスは、売掛先の信頼性などで可否が決まりますが、審査に通ると当日中に売掛金買取が成立して現金を手に入れることができる便利なサービスです。ただし、売掛金買取は手数料が必要になるため本来の金額よりも低くなるのが特徴です。

買取取引には2社間と3社間の2種類があるのですが、手数料は2社間の方が高めで相場としては10%~20%です。仮に、売掛金が100万円で手数料が15%なら手元に入るのは15万円の手数料を差し引いた85万円です。入金期日まで待ては100万円の利益を得ることができますが、売掛金買取を使うことでこのようなマイナス損失が出ることを考えるとあまり良い方法ではない、このように考える人も多いといえます。ただ、資金繰りが悪いときなど一刻も早く資金調達する際に役立つのが売掛金買取であり、これは融資とは異なるので返済する必要がないこと、融資の場合は利息を支払うことになるので金利にもよりますが、長期貸付などでは長い目で考えると同等のマイナス分といえましょう。

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